【コラム】粗大運動・微細運動とは?🤔
2026/01/10
粗大運動(体幹や全身を使う大きな動き)と微細運動(手先を使う細かい動き)は、発達障がい(特に発達性協調運動障がい DCD)のある子どもによく見られる運動能力の課題で、粗大運動が土台となり微細運動が発達するため、両方の視点からの支援が重要です。
箸が使えない、字が書けないなどの微細運動の困難さだけでなく、姿勢維持やボール遊びが苦手といった粗大運動の課題も多く、これらは体幹の安定性など密接に関連しており、遊びや療育を通じてバランス良く育むことが大切です。
粗大運動 (Gross Motor Skills)
• 定義: 体幹や四肢など、体全体や大きな筋肉を使った動作。
• 具体例: 寝返り、お座り、立つ、歩く、走る、ジャンプする、ボールを投げるなど。
• 発達: バランス感覚や全身の筋力の発達を促します。
微細運動 (Fine Motor Skills)
• 定義: 手や指先など、小さな筋肉を使った繊細な動作。
• 具体例: 鉛筆で字を書く、ハサミを使う、積み木を積む、ボタンを留める、お箸を持つ、コップで水を飲むなど。
• 発達: 道具の操作や日常生活動作(ADL)に直結し、器用さを育みます。
発達の順番と関係性
• 順序: 脳に近い部分から末端へ、体幹から手足へ、そして大きな動き(粗大運動)から細かい動き(微細運動)へと発達していくのが一般的です。
• つながり: 粗大運動で体幹が安定し、全身の使い方がわかると、その上に微細運動が積み重なる形で発達します。例えば、歩く(粗大運動)ことでバランスが取れるようになり、その延長で指先が器用になる(微細運動)という流れです。
なぜ両方が大切なのか
• 日常生活: どちらの運動能力も、食事、着替え、学習など、日常生活を送る上で不可欠です。
• 発達の土台: バランス良く発達させることで、子どもはより豊かで快適な生活を送れるようになり、学習や運動能力全般の向上にもつながります。
粗大運動を促す遊びの例
• ボールプール、トランポリン
• 平均台、トンネル
• 縄跳び、三輪車
• 鬼ごっこ、かけっこ
• 体操、リトミック
微細運動を促すトレーニングの例
乳幼児向け
• パズル遊び: 形合わせパズルでパーツをはめ込む。
• おもちゃ: ボタンを押す、ダイヤルを回す知育玩具。
• 指先遊び: 小さな積み木を積む、粘土をこねる、ちぎる。
• お手伝い: 掃除機をかける、簡単な調理の手伝い。
幼児〜小学生向け
• 折り紙: 指先で細かく折る。
• 工作: はさみで紙を切る、ビーズを通す。
• 文字の練習: 運筆練習、文字を書く(線、丸)。
• ボール遊び: 小さなボールを落とさないようにする、風船を打ち上げる(感覚統合トレーニングにも)。
高齢者向け(療育・リハビリ)
• 指輪ゴムリレー: 指先だけで輪ゴムを移動させる。
• ペットボトルけん玉: 紐を結ぶ、紐の先にボールをつける。
• 箸使いの練習: 細かい物を箸でつまむ練習。
• その他: パズル、折り紙、粘土など。
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