【コラム】ABA(応用行動分析)
2025/06/09
ABA(応用行動分析)とは?
応用行動分析(Applied Behavior Analysis)は心理学の分野の一つで、行動の原因をその人を取り巻く環境から探り、行動の制御要因を分析することで、
行動の改善を図り対象の子どもが生活しやすくなることを目的としています。
子どもたちの行動の前後に注目して、よりよい関わり方を考える応用行動分析を用いると、子どもたちの行動が変わるかもしれません。
【ABA(応用行動分析)を行う順序】
①原因を理解・特定する
②適切な手法を知る(強化)
③その手法を実践し、効果があるかどうか記録する
④効果があれば継続し、効果がなければその手法を改善する
【ABC分析】
A:先行事象(Antecedent)その行動が起こるきっかけ
B:行動(Behavior)子どもの行動
C:結果(Consequence)行動によって起きた結果
(例)
Aおもちゃ売り場 + B大声を出して暴れる ⇒ Cおもちゃを買ってもらえる
※Bの行動によりCのおもちゃを買ってもらえる結果につながった為、今後大声を出して暴れるという行動が増加する可能性があります。
【手法】
強化
行動の結果「よいこと」が得られて、その行動が起きやすくなることを「強化」と呼びます。また、行動が起きやすくした「よいこと」を、「正の強化子」と呼びます。
(例)
Aお手伝いする + B褒められて喜ぶ😊 ⇒ Cよくお手伝いするようになる😊
弱化
行動の結果「嫌なこと」が起きて、行動が起きにくくなることを、「弱化」と呼びます。そして、行動を起きにくくした「嫌なこと」を「弱化子」と呼びます。
療育においては、弱化は基本的に使いません。
(例)
Aお手伝いする + Bやり方など文句を言われ、悲しむ😢 ⇒ Cお手伝いしなくなる
消去
強化されていた行動の強化を中止させる方法を、「消去」と呼びます。大泣きをしてお菓子を買ってもらった子どもに対し、大泣きをしてもお菓子を買わないことなどが消去の例
です。ただし、消去だけで使うのではなく、代わりの行動を設定して、代わりの行動に対して強化を行うことが重要です。たとえば、「お菓子をがまんできたね、よくがんばったね😊」
と褒めてもらった子どもが、お菓子を買ってもらうよりもうれしい気持ちになれば、次の行動に変化が起きると期待されます。
【その他】
●本人の話を聞く
子どもの困った行動には必ず理由があります。まずは、本人の話にしっかり耳を傾けることが重要です。話を聞いてみることで、困った行動の理由が分かるかもしれません。
仮に困った行動の理由が、周囲の人にさらにかまってもらいたい、気をかけてもらいたいといった要求に基づくものであれば、しっかり話を聞いてあげるだけでも、
困った行動の減少につながるかもしれません。
●周りの環境を変える
困った行動が起こらないようにするためには、周りの環境を変えることも有効です。たとえば、友だちとのトラブルが起こるならグループを変える、
片づけができなければ片づけやすいようなおもちゃ箱に変えるなど、原因となっている環境を変えてみることなどです。本人へ直接アプローチするだけの場合と比べて、
早期に困った行動の減少につながる可能性が高まります。
●スモールステップで取り組む
スモールステップで成功体験を確実に積み重ねていくことが重要です。まずは宿題を1問できたら褒めるなど、子どもに合わせた目標を設定して、一歩一歩着実にステップアップ
していくことが、困った行動の減少につながるはずです。
●ポジティブなフィードバックを伝える
困った行動が改善したり、困った行動が見られなかったりしたときには、子どもに積極的に声をかけ、意識してポジティブなフィードバックを繰り返すことが大切です。
「今日は自分から宿題を始めたんだね、かっこいいね!😊」などのポジティブなフィードバックが好子となり、行動改善の助けとなります。
発達の事やお友達との関わり方、療育施設や園での集団生活の中で気になる事がございましたら、下記までお気軽にご相談下さい。
見学も随時受け付けております。↓↓↓
----------------------------------------------------------------------
一般社団法人煌珠会
〒893-0056
鹿児島県鹿屋市上野町4738
電話番号 : 0994-35-0020
----------------------------------------------------------------------

