コラム【愛着しょうがい】「試し行動」
2025/09/11
●子どもの「試し行動」とは?
「試し行動」とは、「リミットテスティング」とも呼ばれ、わざとよくない行動をして
相手の反応を見ることです。定型発達の子どもも成長の過程でこのような行動をとることがありますが、
愛着しょうがいを抱える子どもの「試し行動」についてご紹介します。
●「試し行動」をする理由
「試し行動」は、子ども自身が「良くない」と理解して、授業中に教師の指示を無視した
り食べ物や飲み物をわざとこぼしたり吐き出したりすることですが、「自分が愛されてい
るか」「どこまで許されるのか」を確認することが主な目的です。
また、新しい人間関係の中で知らない人が自分をどの程度受け入れてくれるのか知る為に行うこともあります。
さらに、新しい状況や環境に対する対応の一環として行われることもあります。
●試し行動への避けるべき対処方法
・無視
・過度に叱る
・他と比較する
●試し行動への対処方法
【理由を聞く】
子どもの気持ちを理解し、なぜそのような行動をとったのかを尋ね、子どもの行動の裏に
ある理由を理解しようとする姿勢が重要です。
自分の言葉や行動にも何か試し行動の原因になることはないか、一度考えてみましょう。
【ダメな行動ははっきりと叱る】
子どもの自己評価を損なうことなく、問題のある「行動」に対して叱ることが重要です。
「もうやめて!」など感情的に怒るのではなく、その行動がなぜ良くないのか、
子どもの理解度に合わせて具体的に説明しましょう。
●愛情をちゃんと伝える
子どもに対する叱り方は、「あなた自身は大好きだけれども、その行動は良くない」と
冷静に愛情を伝えながら行うことが重要です。
「叱る⇒正しい行動をする⇒褒める」というステップを必ずセットで行うことが
おすすめです。
●過剰に反応してはいけない
子どもは試し行動が自分に注意を向けてもらうのに効果的であると認識してしまい、
不適切な行動をするだけで愛情を得られると誤解してしまうことがあるので、
普段通りの対応を心がけましょう。
過度なリアクションを避け、一貫して冷静で適切な対応をすることが重要です。
●愛着障害
・「回避型愛着」
他人と一定の距離を保とうとする傾向があります。
・「葛藤型愛着」
いつも心が落ち着かず、愛着関係において相反する感情や行動が交錯するような特徴。
・「混乱型愛着」
一貫性のない無秩序な行動パターンを示す特徴。
●まとめ
愛着しょうがいの子どもたちは、愛情や安心感を求めながらも、その信頼を試すような行動をとることがあります。
積極的なコミュニケーションや愛情の表現、適切な叱り方などが有効なアプローチ方法となります。
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