【コラム】ワーキングメモリは支援で補う💭
2026/01/28
ワーキングメモリは支援で補う
●ワーキングメモリとは?
頭の中で一時的に情報を保持・操作する力で、
学習・読解・問題解決・感情制御のあらゆる場面で中心的に働くもの。
例:黒板を見ながらノートを書く。聞いた指示を行動に移す。
暗算・計算。漢字・書字。友人関係など。
「覚えられない=努力不足」ではありません。
支援のカギは、
「ワーキングメモリそのものを鍛える」ではなく
「脳の働きを代わりに支える仕組み」を作ること。
●弱さがあると
この力が弱いと…「あれ何するんだっけ?」「2つ目の指示を忘れた…」
→作業が止まりやすく集中の維持が難しくなる。
●支援①
【視覚的手がかりを残す】
言葉だけで伝えず、「見える形」にする。メモ・チェックリスト・写真・色分け。
●支援②
【順序を支援する】作業の手順や流れを可視化。文字や写真で示す。
- 1.ランドセルを開ける
- 2.連絡帳
- 3.宿題
⏰タイマーで区切るのも有効。
●支援③
【環境を整える】気が散る刺激を減らす。
机の上は“今使うものだけ”
余計なものが目に入らない環境設定。
●宿題の支援
・机の横や壁に「やることリスト」を貼る。
・手順は3~5項目に絞る。長すぎると逆効果。
・終わった項目をレ点で消していく事で達成感と進行の可視化が出来る。
【ポイント】
ワーキングメモリへの「負荷軽減」と「実行機能」の支援を同時に行う。
●算数の支援
・「何をするか」を分けた手順カードを机の上に並べて使う。
・各手順をイラストや色で区別し、順序が「視覚的にわかる」ようにする。
【ポイント】
手順を「見える化」することで脳内のワーキングメモリを外部化。
「何を考えればいいか」が明確になり、エラーが減る。
●読解の支援
・一文ずつ指で追いながら読む。
・重要語句や登場人物にマーカーを引く。
・文ごとに短い要約を書かせる。 (例)「だれが・なにをした」だけ。
・文の構造を線でつなぐ。(主語・述語)
【ポイント】
文章全体を「保持しようとする負荷」を減らし、「理解の積み上げ型」に変える
●まとめ
ワーキングメモリを支えることは、「覚えさせる」ことではなく、
「覚えなくてもできる仕組み」を整えることです。
可視化・手順支援・構造化は、脳の負担を外に逃がし、
学習そのものに取り組みやすくなる手段です。
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